鼈甲枠.金枠の知識 


             

約20年ほど前の高額商品のご紹介。左の鼈甲フレ−ムはK18白甲サ-モントです。右のフレ-ムはプラチナ台に72個のマ-キスダイアモンドをあしらった、当時1550万円のフレ-ムです、いずれも現在は在庫ございません。

鼈甲のメガネは数種類の海亀の内、タイマイと言う種類の海亀の甲羅を加工して眼鏡を作ります。タイマイの甲羅はニカワ質に似たタンパク繊維が主体に出来ていて、素材の特性により肌あたりが良く、掛け心地の良いメガネができます。眼鏡の製造には接着剤を使わず、熱と水分の調整により接着加工を行い、他に切削、磨き等の細工をして眼鏡に仕上げます。現在タイマイは国際保護動物に指定されており、輸出入は禁止されております。

鼈甲の眼鏡は色の薄い色ほど価格が高くなります、ただし真黒のまったく混ざりもののない眼鏡は割合高いものになります。鼈甲の眼鏡は濃い色と薄い色をうまく取り合わせたりして腕の部分に梅や松の模様を入れたりしたものもあります。鼈甲は眼鏡の他に櫛、帯止め、カフスボタン、置物等として加工されたりしています。

鼈甲枠の取り扱いについて。皮膚からの汗、脂、整髪料、化粧品による枠の汚れは良く拭き取っておいてください、経年変化を早めてしまいます。酸性体質の方は鼈甲素材の経年変化が早く進む傾向があります。経年変化をしたフレ−ムは磨き等を施すことで新品に近い状態に戻すことができます、ただしフレ−ムが少しづつ細くなります。乾燥した場所や高温多湿の場所に長時間置きっぱなしにしない、超音波洗浄器に入れない、長期間使用しない場合は弱い防虫材と共にしまう等の注意が必要です。鼈甲フレ−ム使用中にフレ−ムの触れる場所にかゆみ、かぶれ、湿疹等が発生しましたら医師の診断を受けてください。鼈甲の素材は長く使われてきていますので心配ないと思いますが医師の指示に従って下さい。

鼈甲フレ−ムは程度によりますが折れたりした場合には修理がききます。修理期間は冬季は夏季よりも日数がかかります、また良い色のフレ−ムほど修理代がかかります。修理や磨き等の新品仕上げを繰り返すと鼈甲の表面を削る為にフレ−ムは少しづつ細くなってきます事はご了解ください。ネジの緩みや変形等はご購入いただいたお店で調整等の対応をしていただいてください。

金枠は主に18Kと14WKが眼鏡に使われ、メタルフレ−ムとしては古くから素材として使われてきました。金は少し重いのですが、加工しやすく、素材の変質も少なく、眼鏡用としてすぐれた素材です。近来チタン等の新素材がたくさん使われていますが、金の素材としての地位は変わりません。

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