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当社得意先の若社長さんの随筆です |
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中々面白く深い意味を含んだ名文です、永六輔さんがラジオで紹介もしました。 |
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本文は縦の文章ですが、なるべく忠実に横にしました。 |
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ショウテニングのすすめ |
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木村秀政 |
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ショウテニング (造語) 商店街で買い物を |
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楽しむこと。 <--> ショッピング |
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しょうてん [商店] 商品を売る店。 |
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「中耳苑」 より |
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ショウテニングとは、商店街で買い物を楽しむことです。 |
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ショウテニングをする人はショウテナ−といいます。 |
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ショウテニング三ヵ条 |
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1.買い物は、自転車か徒歩で行くべし。 |
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2.お店の人と、どんどん話をするべし。 |
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3.お店の当たりハズレを楽しむべし。 |
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その一 |
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商店街には駐車場が無いか、有ってもお店から離れています。思い切 |
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って、家から自転車か徒歩で行きましょう。車を駐車する場所をさがす |
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必要も無いし、お酒を飲んでいてもだいじょうぶ。 |
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「そんなに遠くまで、行けないよ。」と、思ってる距離でも案外行ってみ |
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ると近いものです。時代は変わりましたが、昔はけっこう歩いたもの |
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です。 |
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少し歩く気になれば、そんなに遠くない場所に車を駐車もできます。 |
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どうしても遠方で、車で買い物に来た場合は、安全な場所に車を駐車し |
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て、そこから歩いてお店まで行ってみましょう。 |
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車のスピ−ドが時速40kmで、歩くスピ−ドが時速4kmだとすると、 |
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歩いた方が十倍良く見える事になります。新しい発見ができるかもし |
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れません。 |
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もし、歩くのがむずかしい人がいたら、お店まであまり歩かないです |
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むように、みんなで協力しましょう。 |
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商店街、そんなに急いでどこへ行く。 |
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その二 |
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商店街は、お店の人と話をしながら買い物を楽しむところです。 |
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チェ−ン店などと違って値段が表示してなかったり、商品がしまって |
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あったりして、聞いてみないと分からないことがとても多いです。 |
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お店にはいったならば、わからないことを、どんどん聞いてみましょう。 |
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買い手は素人ですから、プロではあたりまえのこともわからなくて当 |
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然です。「こんなこと聞いて笑われないかな?」などと思わずに、どんな |
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ことでも聞いてみましょう。何も話をしないのが、一番損をします。 |
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ただ、見に来ただけの場合は、「今日は、お金がないので、見せて下さ |
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い。」と、言いましょう。 |
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買いたい品物が決まっている場合は、「○○ありますか?」と、聞きま |
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しょう。 |
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いずれの場合も、イヤな顔をしたら、「また来ます。」と言って、買わ |
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ずに帰りましょう。 |
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ただ、むずかしいのは例外として、あいそは悪くても、品物や腕がい |
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い場合があります。まれにですけれどね。 |
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百聞は一見にしかず。 |
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百見は一言にしかず。 |
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その三 |
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商店は、入ったら絶対に何か買わなければ出られない様な気がして、 |
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お店に入りにくい所です。「気にいった品物があったら買おう」と思った |
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場合は、見に来ただけのように、「少し見せてもらっていいですか?」 |
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と、言いましょう。 |
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しかも、チェ−ン店と違い、接客やサ−ビスの格差が、お店ごとにす |
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ごく大きく、お店や商品に、当たりハズレがあります。当たればものす |
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ごく得をしたり、気分のいい買い物が出来ますが、ハズレるとものすご |
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く損をしたり、「こんな店には二度と来るか!」という気分になります。 |
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当たった場合は、たくさんのお友達にもおしえてあげましょう。そう |
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すると、良いお店はどんどん育ちます。どんなに良いお店でも、お客 |
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さんが行かなければ、無くなってしまいます。 |
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ハズレた場合は、高い授業料だと思ってあきらめましょう。あきらめ |
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きれない人は、少しだけお友達にグチをいいましょう。そのとき注意す |
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ることは、グチるのは、少しだけにすることです。グチっても損はもど |
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らないばかりか、ますます気分が悪くなります。こういうお店には行っ |
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てはいけないことが、わかっただけ得をしたと思いましょう。 |
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商店は、あたるも八卦、当たらぬも八卦。 |
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その四 |
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良いお店を探すには少々コツもあります。良いお店は、お店の見た目 |
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がしっかりしています。新しいとか古いとかは、ぜんぜん関係ありませ |
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ん。見た目の印象がけっこう当たっています。 |
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次に、子供に対する接客態度が良いことです。特に、子供だけで買い |
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物に来ている場合に、子供だからわからないだろうなどと、見下した接 |
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客をするお店が一番ダメです。大人でも商店で買い物をするのは、けっ |
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こう勇気がいるものですから、ましてや、子供は精いっぱいの勇気をふ |
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りしぼってお店に入って、「これください。」と言うのですから。 |
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ショウテニングは、3カ条さえわかっていれば、特にきまりはあり |
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ません。どんどんお店を探して、どんどん入って、どんどん話をして、 |
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どんどん買い物を楽しみましょう。 |
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その五 |
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笑顔で買い物をするべし。これは、3カ条にプラスしたいことです。 |
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買い物をする人以前に、売り手側にとって大事なことだと思います。 |
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売り手も笑顔があれば話がとてもスム−ズに、しかも良い方向に向かい |
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ます。お金もぜんぜん掛からないので、いつてもすぐに出来ることです。 |
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あるファ−ストフ−ド店のメニュ−に「スマイル 0円」と書いてある |
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のは有名ですが、まさにそのとおりです。 |
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笑顔は人と人との潤滑油です。 |
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笑う門には福きたる。 |
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以上、商店街の商店主の勝手な言い分でした。 |
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気に障った人には、たいへん申し訳ありませんでした。 |
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「続・ショウテニングのすすめ」につづく。 |
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ショウテニングのすすめ |
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著者・発行人 木村秀政 |
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〒374−0024 |
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群馬県館林市本町 二−五−三九 |
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電話 0276
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